Touma Hoshino
Notion テンプレート学習リソースデータベースブログニュースレター
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PARAメソッド よくある質問

2025/7/31 9:292025/7/31 16:02
Second Brainの中でも大きなテーマであるTha PARA Methodの著者であるTiago Forte氏によって書かれたPARAメソッドに関するよくある質問を和訳したものです。
Second Brainをデジタルツールで(Notionだけでなく、ObsidianやEvernoteなどを含む)扱う時のベースとなる考え方になります。

プロジェクト (Projects)

  • Q: 個々のプロジェクト内のメモやファイルはどう整理すればいいですか?
    • A: 細かく整理することは推奨されていません。代わりにプロジェクトの規模を小さく(通常5〜10アイテム程度)保ち、作成日順に並べるだけで十分です。プロジェクトが大きくなりすぎたら、2〜3個の小さなプロジェクトに分割しましょう。
  • Q: 今は使っていない「休止中のプロジェクト」はどうすればいいですか?
    • A: アーカイブに移動させましょう。アーカイブは一方通行ではないので、状況が変わればいつでもアクティブなプロジェクトに戻すことができます。
  • Q: プロジェクトはいくつ持つのが最適ですか?
    • A: ほとんどの人は10〜15個が適切な範囲です。これにより、毎週のレビューで全体を把握しやすくなります。実際に1週間で直接作業するのは、そのうちの3〜5個程度になるのが一般的です。
  • Q: 「いつかやりたいプロジェクト」はどこに保管すればいいですか?
    • A: PARAの考え方では「将来のプロジェクト」というものは存在しません。明確な目標と完了日があり、実際に進行中のものだけが「プロジェクト」です。アイデア段階のものは、「エリア」や「リソース」にメモとして残すか、「将来のプロジェクトのアイデア」という名前のメモを作成しておくと良いでしょう。

エリア (Areas)

  • Q: エリアはどれくらい具体的に、いくつ持てばいいですか?
    • A: 厳密なルールはありません。自分の人生をどれだけ詳細に管理したいかによります。最低限「個人」と「仕事」の2つから始めても問題ありません。
  • Q: エリアには何を入れるべきですか? なぜプロジェクトをエリアの中に入れないのですか?
    • A: エリアには、参照情報などすぐに行動に移す必要のない「非アクション可能」な情報を入れます。もしエリア内にプロジェクトを置くと、ごくわずかな「アクション可能」な情報が、大量の「非アクション可能」な情報に埋もれてしまい、見つけにくくなるためです。
  • Q: 各エリアで維持すべき「基準」は、どうやって確認すればいいですか?
    • A: プロジェクトは「週次レビュー」で確認しますが、エリアの基準は「月次」または「四半期」レビューなど、数ヶ月に一度の頻度で見直します。
  • Q: 「健康」に関する情報など、関連するものをすべて一箇所にまとめないのはなぜですか?
    • A: 「健康」のような大きなテーマは情報が膨大になりがちで、一箇所にまとめるとすぐに混乱してしまうからです。PARAでは情報を「短期(プロジェクト)」「中期(エリア、リソース)」「長期(アーカイブ)」という時間軸で分けることで、必要な時に必要な情報へアクセスしやすくします。

リソース (Resources)

  • Q: 新しいリソースは、どのような時に作ればいいですか?
    • A: あなたの興味、情熱、好奇心から自然に生まれます。数に制限はありません。「ヨーヨー」のような趣味から、「水耕栽培」のような漠然とした好奇心まで、将来参照したいと思うあらゆるものがリソースになり得ます。
  • Q: 異なるエリアやリソースにあるアイデアを、どうやって組み合わせれば(交配させれば)いいですか?
    • A: 主にデジタルノートアプリの「リンク機能」を使います。ただし、タグ付けやリンク作業そのものが目的にならないように注意が必要です。本当の学びは、アイデアを使って何かを完成させ、世に出すことで得られます。

アーカイブ (Archives)

  • Q: アーカイブはどのように整理すればいいですか?
    • A: アーカイブはPARAの中で最もアクション性が低いため、整理に時間をかける必要はありません。完了したプロジェクトや使わなくなったエリア、リソースをそのまま移動させるだけです。多くのアプリでは、フォルダをアルファベット順に、ファイルを作成日順に自動で並べ替えてくれます。
  • Q: エリアやリソースは、いつアーカイブに移動させればいいですか?
    • A: その情報への関連性がなくなった時です。例えば、役割や責任を終えた、趣味への興味を失った、学んでいたトピックを習得した、などがタイミングになります。アーカイブは「アイデアの墓場」ではなく、後からいつでも検索・アクセス可能な知識の保管庫です。

その他

  • Q: どのような種類のコンテンツを保存すべきですか?
    • A: 将来、もう一度見返したり、深く考えたり、誰かと共有したいと思うような、洞察に富んだ価値ある情報を保存しましょう。特に、すぐには検索で見つけられないような、あなたの思考を刺激する情報が対象です。
  • Q: 使っているツール(Google Drive, Notionなど)ごとで、フォルダ構成がずれても問題ありませんか?
    • A: はい、問題ありません。フォルダが常に完全に同期している必要はありません。情報が見つけにくいと感じるほどずれてきたら、5〜10分程度の時間を使って名前の変更や移動を行い、調整すれば十分です。
  • Q: 仕事用と個人用など、複数のPARAシステムを持つ必要はありますか?
    • A: はい、これはよくある使い方であり、推奨されています。デジタルツールがそもそも分かれている場合、無理に統一しようとせず、それぞれの領域でPARAシステムを持つ方が、かえって集中しやすくなります。
  • Q: フォルダを別のカテゴリに移動した際、名前は変えるべきですか?
    • A: 状況によりますが、変更することが推奨されます。例えば、「デザインテンプレート」(リソース)を元に何かを作ることを決めたら、「ダウンロード用デザインテンプレート作成」(プロジェクト)のように、目的が分かりやすいプロジェクト名に変更すると良いでしょう。
  • Q: 本の執筆のような巨大なプロジェクトは、どう扱えばいいですか?
    • A: まずは、すぐに着手できる具体的で小さな「マイクロプロジェクト」から始めましょう。例えば「目次案を作成する」といった具体的なタスクです。一つのマイクロプロジェクトを完了させると、次のステップを決定するための情報が格段に増え、巨大な目標にも着実に取り組むことができます。
  • Q: PARAメソッドが向いていないケースはありますか?
    • A: はい。医師の患者メモや科学者の研究ノートなど、法律や規則で保存・アクセス方法が厳密に定められている、高度に専門的・機密性の高い情報には適していません。そのような場合は専用のソフトウェアを使うべきです。
  • Q: PARAメソッドを、物理的なモノの整理に応用できますか?
    • A: はい、可能です。「アクション可能で関連性の高いものを、最も見やすくアクセスしやすい場所に置く」という原則は、物理空間にも応用できます。例えば、季節ごとの衣替え、パントリーの食品整理、紙の書類整理などに活用できます。
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